漂泊の思ひやまず⭐️
低気圧にめっぽう弱い、
南天堂店主のピリカさんです。
みなさま、こんにちは。
ネットを見ていると、
世界は不穏ですね。
どうなっているのか。
コレは現実なのだろうか?
と思うようなニュースもちらほら。
マトリックスの見せる幻影じゃなかろうか。
混沌。
しかし、今日の自分の半径数十メートルしか、
現実と信じられることはなく…。
その半径数十メートルとて、
ホログラムかもしれず…。
イマココにいるには、身体に留まるしかない。
だからみんな、歌や踊りが好きなのかしら。
何もかも吹っ飛ぶから。
じっと座って瞑想。
天と地にじっと自分を繋げましょう。
愛以外にない。
何があろうとも。
でも、愛って何だよ。
具体性がない。
どうすることが愛なんだろう。
自分がいない。
いなくなって初めて、自分がいる。
自分を捨てて初めて、自分を生きられる。
ジャガイモを掘った。
枯れてきたから。
小さい芋が少しだけ取れた。
ジャガイモが枯れたのは夜盗虫のせいだった。
取れたジャガイモも虫食いになっていた。
残り部分を食べた。
旨かった。
それで十分と思った。
でももし、飢えた幼子が自分にいたら。
夜盗虫を憎く思っただろうか。
大切な山椒の木に、
大切じゃないヤブカラシが絡まってきた。
ヤブカラシを刈った。
ジャンボタニシの卵がイネについていたので、
水にはたき落とした。
稲の若葉を食べてしまうから。
でも、イネが大きくなればジャンボタニシは除草を手伝ってくれる。
世界は回る万華鏡で、
自分の立ち位置でくるくると色を変える。
善悪は幼いときからの情報の集積で、
それが私なのなら、
私は情報の集積自体そのものであって、
今後の情報次第で七色に変わる、儚い意識体なのだ。
出家する時、
僧になろうとする人は、
すべての血縁と縁を切るという。
すべての人や事象に対してフラットになろうとする
(できるかできないかはさておいて)。
剃髪するのは自分を「穿つ(うがつ)」、
すなわち破壊するということのメタファーだという。
執着するものすべてから解放されようと。
目的は何か。
苦しみからの解放。
同時に「歓び」からも解放される。
そんなのは「糞食らえ」だと、
岡本太郎さんは言った。
そうかも?
もし自分が情報の集積であるなら、
取るに足りない儚いものに思えてくる。
一番の執着が「いのち」だとしたら、
死ぬことはとても辛く恐ろしいものになるだろう。
それを破壊したところから生を始めようとする試みなのだろうか。
身体はそれに関係なく「生きようとする」。
どんなプログラムだよ、人間。
身体はまた同時に「死のうとしている」。
ここは3次元なので、身体は生きようとして、
死に向かって進んで行くのだ。
なんて面白い。
とにかく、低気圧は苦手です。
ただ、カラダに耽溺しよう。
本能に従う。
これ「禅」というんでしょうか。
歌うと踊るは同じだな。
田植え終わって廃人になっている。
ジャガたち無農薬だから皮ごといける。
皮が美味しんです。
ピーマンとなすび。
今はまだ若取りします。
極上の味〜。