前代未聞の台風を前に【台風リポート①】
みなさま、こんにちは。
神奈川の実家に居ます。
台風の準備に出遅れた、
南天堂店主です。
世界的に見ても空前の規模と言われる台風が、
じりじりと迫っています。
昨日、雨戸を閉めようとしたら…
老朽化しているこの家が
まさに廃墟に近い事が判明。
し、ま、ら、ない、んだこれが!!
今朝になってついに決意。
スックと立ち上がる。
このままじゃ、屋根が飛ぶ!
素手じゃどうにもならないので、
ヤットコ?と金槌で八つ墓村?みたいな格好で、格闘。
2階の1枚だけが、どうしても閉まらないが、
他の16枚の雨戸は閉まることを確認。
強引に閉めたので、開くのかどうかは解らない!
だが、ガラスが割れて屋根が飛ぶという事態だけは、何としても避けたい。
ポリタンクを2つ物置から発掘。
飲み水確保!
あとはお風呂に水を張る。
昨日は、一日災害準備の買い物…でも遅かった。
携帯のソーラーまたは電池式充電器→売り切れ。
カセットコンロ→売り切れ。
ダメじゃん!遅いよ動くのが!
乾電池はかろうじてあったけど、懐中電灯は売り切れ。
家にあるボロい(暗い)ので我慢です。
ていうか、災害の備えは」普段何も無い平常時」にやっておかなきゃと痛感。
コンロが手に入らなかったので、
もう、仕方がないのでスーパーでそのままで食べられる物を買っておくことに。
クラッカー、お煎餅、缶詰、バナナ、チョコレート、シリアル、などなど。
カップ麺とか菓子パン、カロリーメイト系の棚はすでにカラッポでした。
まあ、母とふたりだから、なんとか生き延びられる…と思う。
どのくらいの期間かわからんけど。
家が吹っ飛んでも生きてたら、近くの小学校に避難です。
高台なので、洪水を恐れてはいないけれど…、
この辺は土砂崩れが多くて、20年くらい前に大災害がありました。
でもうちは上の方でどちらかというと崩れて下に落ちる方です。
それも怖いよ。
崖だったところが宅地になってたくさんの若い人たちがファミリーで入居しています。
みんなどうしてるんだろう?
すでにもぬけの殻だったりして。
もうすでに避難勧告出ていますが、母は鼻で笑って取り合いません。
いつもそうです。
そしていよいよとなると、「あなたやって」と言います。
困難になってから人にやらすという…最悪です。
でも今回は私が「代わりに」避難するという事はできません。
たぶん母は「わたしはどうせ先が短いからこのままここで死ぬわ」とか言いそうです。
巻き添えになる人のことまでは考えが及びません。
そこでわたくしも逃げられなくなるとは思わないのです。
わたくしが巻き添えになったとしても「あなたは別に逃げて良かったのに」って言いそう。
はぁ〜。
しかたがありません。それが運命ってものですね。
まだ雨も風も普段と変わりませんが、
夜になり激しくなった時は危険で移動できないでしょう。
むむむ。
明日以降の停電と断水の可能性、
そしてその復帰までどのくらいを要するか…なども心配です。
どのくらいの破壊力がやってくるのか。
家が無事ならいいのですが、千葉の映像など見ると、
屋根が飛ばされて家の中から空が見えているお家などありましたから、
その何倍もの台風となると、想像もつきません。
東京のような人口の集中した都市にそのようなものがくるというのも、
想像を絶するのです。
海のそばに住む人たち、東京でも東側の低いところに居る人たちのことも心配ですね。
どうか、大きな被害がありませんように。
テレビでは台風速報と楽しげなバラエティの落差が不気味ですね。
阿鼻叫喚になっても、このお笑い番組とかが空虚に放送されているんですかな?
SFホラーみたいじゃないですか。
不思議な世の中になったもんです。
SNSでも、わたくしが参加するはずだったイベントが楽しげに始まっています。
「いいね」を押して、参加中の夫と話したりして…、
今夜何が起こっても…そう、
わたくしの座右の銘「起きた事が一番良い事」です。
みなさまとみなさまの大事な人が、無事でありますように。
いざ〜〜!
↓写真は玄関先の鉢を玄関内に入れた模様。