南天堂店主の毎日

地球と一緒に、健康に暮らそう。

栗の渋皮煮の悲劇

出先から電話して、

「栗の渋皮煮がコンロの上に置きっぱなしになっているから、ボールとかに移して冷蔵庫に入れておいて」

と頼んだのだけど。

帰って来て…いやな予感。

 

あれ?鍋がない。

「お皿に移して冷蔵庫に入れたよ」という。

お皿?えっ?

慌てて見ると、鍋は洗ってもうしまってある。

「もしかして煮汁捨てた?」

まいがっ。

 

もう一個の鍋の煮詰めてある一番液も!
ない!

煮汁捨てて洗ったとのこと。

うあぁ〜〜。

でも、文句言ってはいけないんよね。

 

とても素敵なピンクがかった茶色に染まるのに。

ガーゼのストールを用意していたのに。

 

教育が足りなかった。

興味が無い人の行動はいつも悲劇を生むのである。

 

先日もまた!

せっかく芽の出たブルーベリーの苗を、

刈り払い機で「打ち切られた」のです。

その目はフシアナなの?

この分だと、ナニワイバラとモッコウバラも危ない。

周りだけ鎌で刈っておこう。

それでも心配。

 

以前、せっかく植えた植物をことごとく刈られて、

悲しくてついキツく言ったら、

「わかるように棒を立ててよ」というので、

ナ○コで杭を買って来て周りに立てておいたのに、

その中を刈ってる。

 

雑草と大事な植木の区別もつかないのかと思うけど、

つかないよね。

草木や薬草に興味が無い人にはすべてが雑草なのです。

それにしても、ブルーベリーはわかるやろ!

囲ってあったやろ!

しょうがない…そこは価値観が違うの。

 

だから、腹を立てずに「対策」を講じるのです。

冷静に、冷静に…(たいしたことないじゃん)って顔してるのが、

余計にあれですね、ハラタツわ。

 

・栗の煮汁は「今後絶対に」捨てないでと言い聞かせること。

あと、栗を冷蔵庫に入れてと決して頼まないこと(まずそれがいけなかった)。

大事なものはちゃんと自分で管理。

 

鬼皮は取ってあるから、そっちに期待しよう。

 

栗の染め方

渋皮を付けた栗をたっぷりの水で煮る。

布で漉す(一番液)。

新たな水を加えまたヒタヒタで煮る。

布で漉す(二番液)。

栗の渋皮のエグ味が消えるまで繰り返す。

実は黒砂糖で煮て渋皮煮に、

液は鍋に集めて煮詰めて、濃くなったら、

洗って豆乳でもみ乾かしたガーゼを投入。

色が付いたら酢を少し入れた水で洗ってその後真水で洗って干す。

無媒染で。

 

草木染めのほとんどは茶色だけど、

それぞれに違う茶がある。

栗の実やビワの葉はピンクがかった可憐な茶になる。

 

めげずにいきます!

 

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剥くのが大変なのです。すぐ傷つけてしまう。